HDL2-AA4 からのデータ復旧
IO/DATA製:HDL2-AA4
※HDD 2ドライブモデルのネットワークHDD(NAS)
データ保護方法:「拡張ボリューム」・「RAID1」
※「RAID0」を選択できますが、データ保護機能はありません。
メーカーURL:
https://www.iodata.jp/product/nas/personal/hdl2-aa/index.htm
※「拡張ボリューム」と「RAID1」の違い(簡易)
・「拡張ボリューム」は、HDDを2台で、ファイル単位でコピー行う。
・「RAID1」は、HDDを2台で、セクター単位でコピー行う。
◎HDDの確認: HDDの2TB が、2台で構成。
HDD No.1 or No.2 とも物理障害は、軽度でした。
◎RAID構成を確認: データ領域の状況(構成)が、HDD No.1 と No.2 で違う。
その為、「拡張ボリューム」と判断する。
※「拡張ボリューム」は、単純にHDD 2台で、ファイルをコピーするイメージ。(HDD No.1 から No.2 へ)
※データ領域が全く同じ構造にならない。(ファイルの書き込み位置(セクター)などが変わる)
◎データの確認:
HDD No.1は、「LAN DISK Log」・「disk1」のフォルダと一部のファイルがあるのみ。
HDD No.2は、フォルダ・ファイルが全く無い状態。
◎データサルベージの結果:
HDD No.1 と No.2の2台を行い、HDD No.2の方が文字化けやフォルダ構造が良かったので採用しました。
※「RAID1」であれば、HDD No.1 と No.2は、ほぼ同じ結果になる。
データの保護の観点では、NAS(ネットワークストレージ)は、2台以上で構成して、1台のNASが故障しても別のNASが稼働する環境を構築することをオススメします。