Buffalo LS-WV2.0T1/R1からのデータ復旧
今回のデータ復旧は、 ・Buffalo製 LS-WV2.0T1/R1 ・HDD 1.0TB*2基搭載モデル ・メーカーHP:http://buffalo.jp/product/hdd/network/ls-wvl_r1/
<故障状況>・RAID 0 「ストライピング」で構成 ※大容量・高速化を優れたRAID。但し、耐故障性がありません。・HDD No.1 は、故障 ※不良セクターがブロックで複数ありました。・HDD No.2 は、物理障害がない。
<復旧作業準備>
・HDD No.1 を専用機械にて、イメージ化および新しいHDDにコピー作業
・RAID構成情報の確認
・HDD No.1 は、RAID情報が消失
・HDD No.2 は、RAID情報が一部損傷
※RAID崩壊を確認
RAID崩壊をすると、データ復旧の難易度が上がり、データの取り出しが難しくなります。
<復旧作業>
・RAID修復を行い、データサルベージを試みる。
・ファイル・フォルダは、確認できるがデータが開かない。
・RAIDの開放及び再構築を行い、データサルベージを試みる。
・データの取り出しが出来ました。(総データ容量:約280GB)
※完全に取り出しが出来ない為、一部のファイル・フォルダが消失している今回のデータ復旧は、 物理障害(不良セクター)よりも論理障害(RAID崩壊)の方が、難易度が高く、作業時間もかかりました。データの重要度に応じて、故障した場合の対策が必要です。
・データを二重化して保護
※ミラーリング機能のあるNASなど・データ復旧の作業中は、データを使用する事はできません。 その間は、関係する業務が停止する事になります。バックアップする機器(HDD・NASのど)を複数準備する事を オススメ します。